令和4年税制改正で「住宅ローン控除」はどう変わる?

  1. TOP
  2. ファイナンシャルプランナー(FP)コラム
  3. 令和4年税制改正で「住宅ローン控除」はどう変わる?

執筆者

一般社団法人 住宅購入支援協会 代表理事
住宅購入カウンセラー
ファイナンシャルプランナー(FP)
小日向 邦夫 が執筆しました。

令和4年度の税制改正で、住宅ローン減税の改正が話題になっています。コロナ禍により仕事や日常生活の様式がすっかり変わり、地方移転を希望される方や、一戸建てを持ちたいと考える方が増えていますが、新型コロナウイルス感染症緊急経済対策における税制上の措置などもあり、どのタイミングでどのような住宅を購入したらよいのかお悩みが多いようです。

令和4年税制改正のポイント①・・・控除率の引き下げ

今回の住宅ローン控除関連の改正では、控除率が住宅ローンの年末残高の0.7%への引き下げが決定しました。これは、低金利が続く中、税金から差し引かれる控除額が住宅ローンの返済利息よりも高くなる「逆ざや」改善のためです。ニュースでは「中所得層支援に有利になる場合もある」という話しも出ていますが、有利不利の基準が非常に難しくなっていることは確かです。

令和4年税制改正のポイント②・・・家の性能によって変わる減税限度額

2023年12月までに新居へ入居した場合、住宅の種類別で年間の減税限度額が変わることになりました。

【2023年中に入居した場合】
住宅の種類 年上限
長期優良住宅 住宅ローン5,000万円×0.7%=35万円
ZEH水準住宅
※太陽光など省エネ設備搭載
住宅ローン4,500万円×0.7%=31.5万円
省エネ基準適合住宅 住宅ローン4,000万円×0.7%=28万円
その他一般的な住宅 住宅ローン3,000万円×0.7%=21万円

住宅ローンが4,000万円超となるとハードルが高く見えますが、共働き夫婦の場合、お二人連名で住宅ローン(ペアローン)を組んでこの枠を上手に使って高性能住宅を手に入れる方も増えています。「こどもみらい住宅支援事業(新築・購入)」など様々な補助金がありますので、何が適用できるか総合的に計算して、無理なく住宅ローンを返済していける適正金額の範囲で住宅ローンを組むことをおすすめします。

なお、新築住宅の場合、13年の住宅ローン控除期間が特別措置として2025年まで延長されました。2024年以降に入居した場合の控除額の年上限は以下となります。

【2024~2025年に入居した場合】
住宅の種類 年上限
長期優良住宅 住宅ローン4,500万円×0.7%=31.5万円
ZEH水準住宅
※太陽光など省エネ設備搭載
住宅ローン3,500万円×0.7%=24.5万円
省エネ基準適合住宅 住宅ローン3,000万円×0.7%=21.0万円
その他一般的な住宅 0円(※)

※2023年までに新築の建築確認がされていた場合は2,000万円となります。

中古住宅は基本的には控除期間の延長が適用されず10年になります。(中古住宅でも、不動産業者が再販する中古住宅は延長対象となります。)
さらに、新築住宅でも一定の省エネ性能が認められないものについては、2024年以降の入居から控除期間延長の特別措置がなくなる予定です。

新型コロナウイルス感染拡大の影響で、建築資材不足、人材不足なども見られ納期が通常の時期よりも長くなるケースが増えています。また、住宅購入者様側でも、仕事や学業など生活環境の変化により入居までのスケジュールが変わってくる場合もあります。
平常時よりも入居までの期間が長くなることも想定して、早いタイミングから住宅購入計画を立てる必要があります。

住宅購入・住宅ローンの無料相談はこちらからご予約ください。

一般社団法人 住宅購入支援協会 代表理事
住宅購入カウンセラー
ファイナンシャルプランナー(FP)
小日向 邦夫

ご相談者様の声

「住宅購入をきっかけに、ライフプランを見直したことで将来の家計にどれくらいのお金が必要なのかも知ることができ、貯金や投資の必要性も実感することができました。」

Tさん

おはなし:Tさん(埼玉県さいたま市大宮区)
購入エリアのご希望が明確だったT様。ライフプランシミュレーションで購入資金と将来設計が明確になったことで、「いつか」と思っていた住宅購入が「現実」のものになりました。

詳しくはこちら

「子供の教育環境を最優先してファミリーマンションを購入、快適な暮らしを手に入れました。」

Mさん

おはなし:Mさん(千葉県流山市)
お子様を、伸び伸びと育てられる環境を整えるため引っ越しを決断されたM様。小学校が隣接し、車の交通量も少ない、ぴったりのエリアでファミリーマンションを購入。気兼ねなく安心して過ごせる住環境を見つけることが出来ました。

詳しくはこちら

「住宅購入にあたって中立の立場の専門家に
相談することが大切。
自分でもわからないことが見えてきますよ。」

Yさんご夫婦

おはなし:Yさんご夫婦(埼玉県上尾市)
他の不動産会社の窓口でマンション購入を相談後、「おうちの買い方相談室さいたま」でライフプランシミュレーションを作成し、一戸建て住宅購入を決断。

詳しくはこちら

住宅ローン減税は延長されましたが、減税額はこれから減額されていきます。改正が続き複雑化する中で、減税枠を無理・無駄なく使うためには、減税額の把握もふくめて適正予算を出してから住宅購入を進めた方が良いと言えます。
おうちの買い方相談室さいたまでは住宅購入カウンセラーでもあるファイナンシャルプランナー(FP)が、現状の収入や生活費だけでなく、生活環境やご家族のご希望も踏まえてライフプランシミュレーションを作成いたします。オンラインでの相談もお受けしておりますので、是非一度ご連絡ください。

ファイナンシャルプランナー(FP)による
住宅購入・住宅ローン無料相談予約 受付中です。

下記のようなお悩みがありましたら、お気軽にご相談下さい。

  • 中立の立場で、住宅購入・住宅ローンに詳しいファイナンシャルプランナー(FP)に相談したい
  • 住宅購入や住宅ローンについてどこに相談して良いか分からない
  • 初めての住宅購入の際、まず何をすればよいのか分からない
  • たくさんある住宅会社の中からどんな基準で選ぶの?
  • 住宅展示場に行くと営業マンに売り込まれそうで怖い
  • 住宅ローンはいくらまでなら借りても良いのか安心できる予算を相談したい
  • 中古マンションのメリット、デメリット等について相談したい
  • 不動産会社へ行く前に住宅購入のプロに相談したい
  • お家の建築費以外にかかる費用の詳細が知りたい
  • 将来の家計のことも相談して、無理なく住宅を購入したい
  • 自分の理想のお家を建ててくれる住宅会社が見つからない

無料相談予約はこちら

ファイナンシャルプランナー(FP)による住宅ローン・住宅購入無料相談
おうちの買い方相談室 さいたま
〒330-0062 さいたま市浦和区仲町2-5-1 地下1階 Mio浦和
TEL:048-814-2080
https://おうちの買い方.com/

ファイナンシャルプランナー(FP)コラム 一覧へ

専門家の声

クローム税理士法人 代表社員 山守 成央士住宅購入はとても大きな買い物なのでファイナンシャルプランナー(FP)に無料相談できるという仕組み(おうちの買い方相談室)はご相談者様にとって安心できる内容だと思います。 私も注文住宅の購入時に相談させてもらい非常に助かりました。
>>クローム税理士法人HP

アクセスマップ

アクセスマップ

埼玉県さいたま市(西区、北区、大宮区、見沼区、中央区、桜区、浦和区、南区、緑区、岩槻区)、川口市、戸田市、朝霞市、新座市、和光市、蕨市、志木市、富士見市、川越市、上尾市、蓮田市、春日部市、越谷市、吉川市などの埼玉県内や、東京都北区、板橋区、練馬区、豊島区など埼玉近郊のさまざまな地域の方々が無料相談へいらっしゃいます。
また、さいたま市内は無料で出張相談もお受けしております。さいたま市外や埼玉県近郊は、距離によって別途交通費を頂戴いたしますが、出張相談可能ですので是非一度お問い合わせ下さい。

交通案内:JR浦和駅西口より徒歩7分

> GoogleMapで見る

住宅購入・住宅ローン無料FP相談予約