ファイナンシャルプランナー(FP)から見た、中古マンション購入のメリットとデメリット

最近、自分好みの住まいを手に入れるために、中古マンションを購入して、リフォームやリノベーションをする方が増えています。テレビでも、DIYを紹介する番組がたくさん放送されていて、ご自身で少しずつ内装を変えることを楽しんでいらっしゃる方がとても多いようです。
中古マンションは、購入時期によって資産価値の面で大きな差が出てきますので、できるだけお得に中古マンションを購入していただくために、買い時と、購入に関するメリットとデメリットをご紹介したいと思います。

まずは、買い時の参考として、中古マンションの価格の推移について簡単にご紹介したいと思います。

マンションの資産価値は、1年目から20年目までは急激に下落していきます。特に1年目の下落率が高く、約10％となっています。その後、5年間で約10％ずつ落ちていき、20年目には新築当時の40％まで価値が下がります。
そしてその後の下落率は緩やかになっていくのです。

築20年目で、マンションの価値は約半値まで落ち、
20年目以降は下落率が緩やかになります。

価格的には築20年と築40年ではそれほど変わりありませんので、同じ価格の中古物件の中でも、比較的新しい『築20年の物件』は、『一番の買い時の物件』といえます。
また、マンションの下落率は、マンションの構造だけでなく立地条件でも大きな差が出てきます。

その物件が、都心であるか、駅から近いかだけでなく、将来的な周辺の環境の変化にも、価値の下落幅は影響を受けますので、新築マンションを購入する場合は、将来的な資産価値も見越して選ぶことが必要です。しかし、中古マンションでは、それが決まっているので、価格的に納得のいくお買い物もしやすいのです。

次に、中古マンション購入に関するメリットとデメリットをいくつかご紹介します。

マンション購入におけるメリットとデメリットは、購入者の家族の状況や将来的なライフサイクルによって受け取り方が変わることがありますので、将来的にどのタイプの住居が生活スタイルに合っているのかを決めるためにも、ライフプランシミュレーションを作成することをおすすめします。

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一般社団法人 住宅購入支援協会 代表理事
住宅購入カウンセラー
ファイナンシャルプランナー（FP）
宅建業従事者
小日向 邦夫

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