ファイナンシャルプランナーが話す「お金を増やすための3つの方法」

住宅購入を決断したとき、まずは、今の収入でいくらの頭金を払ったらよいのか?この先長期間に渡って住宅ローンを返済し続けられるのか?という心配と疑問が頭に浮かぶと思います。
今よりも、もう少しお金に余裕をもつために、お金を増やすための3つの方法をご案内します。
①収入を増やす
サラリーマンや公務員の方など固定給の場合は、収入は安定していますが、逆に劇的に増やすことはなかなか難しいですね。
将来の収入の増加見込みも明確に出すことはできないので、住宅ローンの返済シミュレーションでは参考程度にしましょう。
②資産運用で収入を増やす
資産運用で利益を生み出し、お金を増やします。
株式投資、投資信託、FX(外国為替)取引、不動産投資など、様々な投資方法がありますが、投資のリスクとリターンは表裏一体です。住宅購入のための資金を増やすために資産運用をするのは現実的ではありません。
③支出を見直す
支出には固定費と変動費があります。まずは毎月、毎年どのような固定費を支払っているのかを洗い出して、無駄がないか見直してみましょう。
「ファイナンシャルプランナーが話す「お金を増やすための3つの方法」」の中で、これが一番取り掛かりやすいので、詳しくご紹介します。
固定費の見直し
住宅ローン(すでに住宅ローンを組んでいる方のみ対象)
金利と返済元本の見直しで、月々の住宅ローンの返済額を減らします。
住宅ローンの借り換えには条件があり、借り換えコストの方が金利削減効果よりも高くなってしまう可能性もありますので注意が必要です。
保険の見直し
お子様が小さい場合、ご夫婦だけの場合など、ご家族の状況によって、生命保険の見直しをしましょう。住宅ローンを契約するときには、団体信用生命保険に加入しますが、すでに契約している一般の生命保険も含めて、契約金額や契約期間が妥当か見直しをすることで、無駄な支出を見つけることができます。
火災保険や地震保険なども、住宅購入時には加入が必要となりますし、リフォームをした場合は保険金額が足りているか見直しをする必要があります。
通信費用
最初の契約のまま長年放置しているケースが意外と多く見られます。携帯電話、ネット回線、ケーブルテレビ契約、プロバイダ契約など、二重で払っているものがないか、一つにまとめることで割安になるものがないかなど、見直しをしましょう。
変動費の見直し
食費や光熱費などの変動費の節約は固定費の見直しをしてからでもよいでしょう。
変動費に関しては、楽しみながらストレスにならない程度に節約をしていくことが、長続きの秘訣です。
住宅の購入はとても大きな買い物です。住宅ローンの月々の返済は、長期間にわたって大きな負担になります。住宅ローンを申し込む時には、将来の返済額だけでなく固定費と変動費も洗い出してシミュレーションをしましょう。
住宅購入事例1住宅購入を希望のお客様のライフプランシミュレーションの提案

Aさん 35歳 妻 子供2人
(埼玉県さいたま市浦和区)
3500万円のマイホーム購入を希望されていたがライフプランが赤字となり家計の見直しを行いました。
世帯年収 | 550万円 |
---|---|
頭金 | 80万円 |
希望物件の金額 | 3,500万円 |
見直し前
- 収入
- 手取り40万円
- 支出
- 家賃10万円
- 生活費18万円
- マイカーローン3万円
- 生命保険5万円
- 教育費3万円
- 貯蓄1万円
見直し後
- 収入
- 手取り40万円
- 支出
- 家賃10万円
- 生活費18万円
- マイカーローン完済
- 生命保険2万円
- 教育費3万円
- 貯蓄7万円
生命保険で住宅ローンより利率の悪い保険を見直してマイカーローンを一括返済。
増えた貯蓄の一部を住宅ローンに組み入れることで
ライフプランが改善され3500万円のマイホームを安心して購入できるようになりました。
ファイナンシャルプランナー(FP)がライフプランシミュレーションを作る時、家計の内訳をご提出していただきますが、「将来」支払額が増える可能性のあるものや、年払いや5年に一回などの長期契約の保険のような支払いがないかなど、様々なケースの支払いに関して聞き取りをします。
どこまで詳しく伝えるの?とご心配される方もいらっしゃるかもしれませんが、例えば「通えていないスポーツクラブの会員権」や、「放置してしまっている通信教育の教材」など、無駄になっているものを思い切って整理するきっかけになるかもしれません。
住宅ローンの相談をきっかけに、家計のダイエットをしてみませんか?
ぜひ住宅購入カウンセラーのファイナンシャルプランナー(FP)にご相談ください。
住宅購入はとても大きな買い物なのでファイナンシャルプランナー(FP)に無料相談できるという仕組み(おうちの買い方相談室)はお客様にとって安心できる内容だと思います。
私も注文住宅の購入時に相談させてもらい非常に助かりました。
- 団体信用生命保険付き 住宅ローン フラット35 改正について
- これからの人生、いったいいくらのお金が必要なの?
- 住宅ローン控除を最大限に活用するために
- 住宅購入 住宅ローン 団体信用保険特約について
- ファイナンシャルプランナー(FP)へのご相談について
- ファイナンシャルプランナーが話す「お金を増やすための3つの方法」
- 住宅購入 住宅ローンを決める前に・・・ファイナンシャルプランナー(FP)による住宅ローン返済シミュレーション
- 大統領選挙と日本の住宅ローン
- 住宅を購入するときは、補助金を有効活用しましょう
- 注文住宅と建売住宅・・・どちらを選ぶか
- 埼玉 住まいEXPO2016に出展しました
- ファイナンシャルプランナー(FP)によるライフプランニング
- 住宅ローンとリフォーム費用
- 住宅ローンの借り換えメリットとは?
- マイナス金利と住宅ローン